今年もツバメがやってきた。
と言ってもまだお部屋の下見の段階で、決定はしていない様子。
それでもツバメの姿を見ると、ほんとうに春が来るんだなあと嬉しくなって、頭の中がすっかり春色になってツバメに話しかけたりしてしまう。
こういうところ、年々母に似てきていると自分でも思う。
ここ数年は実家にもツバメが巣をつくりにやって来る。
ツバメがいる間は、母の優先順位の第一位はツバメになり、家族のご飯よりも何よりも、とにかくツバメに夢中なのだ。
吹くとツバメが寄って来る口笛のようなワザも習得していて、それでツバメと会話している。
それが本当に鳥の鳴き声かと思うほど上手い。謎である。
わたしもあと数十年したら、きっと立派に謎の口笛の吹けるツバメおばさんになるのだろうなあ。
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